寒波によって東北地方、日本海側は大雪に見舞われる地域が多く、通行止めや交通渋滞、事故が発生すると輸送に大きな支障をきたします。
ひとたび大雪になればドライバーの心理的不安要素も増大します。好天時に比べ長時間にわたる運転が必要になることが多く、疲労蓄積の増加、ストレスの増加、心理的な負荷が増すことでパフォーマンスに影響を及ぼします。
このような状況下でドライバーが冷静に業務を遂行できるよう、運行管理者からの天候状況や道路状況の提供、ドライバー同士で情報を共有することで、事故や立ち往生の未然防止につながります。
情報提供するにあたっては天候・道路状況をリアルタイムで把握するために、スマホアプリやWEB情報サイト、地方の協力会社からの情報収集を行い、通行止め・事故情報などを事前に把握することで、最適なルートの選定や代替ルートの検討が可能になり、配達遅延を最小限に抑えることができます。また、過去の経験や事例を参考にすることも重要でドライバーが以前に通ったことのある道や、地元の人々が利用する安全なルートを把握しておくことで、積雪、凍結の影響を受けにくい代替手段を選べます。
また、車両点検や冬季運行における装備品の準備点検が必要不可欠です。タイヤの状態やブレーキの効き具合、バッテリーの状態の確認、タイヤチェーンの点検携行も忘れずに行い、万全な体制を整えておくことが重要です。積込み後は、積雪に伴う荷崩れや変形を防ぐため、固縛、シート養生を強化すること、運転においては急ブレーキ、急発進、急ハンドル等の「急」の付く運転をしないことなど経験やテクニックも必要となってきます。
積雪地方への運行後はボディの錆や傷みを防ぐため車輌に付着した「汚れ」や「融雪剤」を洗車できれいに洗い流します。
まだまだ、寒く降雪の時期が続きますが事故やトラブルの無いように情報提供、安全運行教育を行っていきたいと思います。
栃木 K
厳しい天候の中、いつも安全運行いただき本当に有難うございます!!
今週から来週前半までが、寒波の「山」となりそうですね!
こまめな情報提供がキーになってくると思いますので、同業者の配車マンさんや、自車乗務員さんとのコミュニケーションを密にとっていって、安全最優先で動いていってくださいね。
宜しくお願いします。